我喜歡看這種充滿臨場感的現場報導,除了把賽前那種風雨欲來風滿樓的氣氛傳達出來之外,也把整場比賽那種近身肉搏的拼戰如實的描述,加上本身身為球賽觀眾的成員,彷彿整場人員的一呼一吸都在文字之中流露.

西班牙的主場之戰是再也輸不起了,與塞黑的比賽就是最直接的指標戰,所以明明就勝券在握卻因"失手"而讓敵手狂喜,主方球迷低沉,在看到己方球員奮力搶分不果之後,最後化為陣陣的噓聲洩恨.真的是恨鐵不成鋼呀!

因為如此一來,西班牙在歐洲預選上未來的命運將會變成掌握在別人的身上吧?!

不光是球員,對於球迷來說,學習接受失敗,也是人生一門該修的功課之一!




スペイン、ホームで痛恨の引き分け=W杯予選 
-Toru Nakajima from Spain-


 7日、ワールドカップ欧州予選グループ7の大一番、スペイン対セルビア・モンテネグロ戦がマドリーにある“ビセンテ・カルデロン”スタジアムで行われた。グループ1位通過を狙う両チームによる試合は、セルビア・モンテネグロは引き分けでも御の字、そしてスペインには勝利が義務付けられるという状況の中でのものだった。

 スペインサッカー協会が指定した観客席は完全に埋まり、スタジアムは試合前から最高潮の盛り上がりを見せていた。そして、試合直前からは雨が降り始める中、決戦の幕は切って落とされた。
 試合開始とともに、ピッチに充満していた両チームの緊迫感はボールの動きに合わせてその濃さを変化させる。どちらかがボールを持ち、敵ゴールへと迫るアクションを見せると、その緊迫感はスタンドからの怒号とボールの周囲にいる選手たちから発せられる気迫によって、殺気とすらいえる雰囲気へと変化する。試合開始後10分間は、見る者が息を吸うのも苦しくなるくらいの緊張感の中で過ぎていった。

 10分を過ぎると、両チームは互いの攻撃の起点となるゾーンを見極め、そこにフタをする。セルビア・モンテネグロはスペインの両サイドを低い位置に釘付けにしようと試み、スペインはセルビア・モンテネグロの1トップ、ケジュマンへのボールの出所をつぶすべく、中盤で厳しいプレッシングをかけていく。
 このせめぎ合いでわずかに主導権を握ったのはスペインだった。スペインは左のビセンテ、右のホアキンという両サイドハーフが、後方からのバックアップを受け、前方を向いてボールを持つ場面を作り始める。彼らにドリブルでの突破こそ許さないものの、ジリジリと縦への圧力を受けたセルビア・モンテネグロの両サイドは、徐々に守備ラインを下げていった。

 そして迎えた前半18分、敵陣深く入ったことによって得たこの日最初の右CKから、スペインは待望の先制ゴールを獲得する。シャビが放ったボールを、ニアに飛び込んだラウルがヘッドで見事に合わせ、セルビア・モンテネグロゴールに突き刺したゴールだった。
 義務付けられた勝利への大きな一歩となるゴールにスタジアムは絶叫し、直後からはこの素晴らしい雰囲気を生んでいるスタジアム名「ビセンテ・カルデロン」が5万人の大観衆によって連呼された。

 試合の主導権を握り始めた中でのゴールによって、がぜん勢いを得たスペインは、怒とうの攻撃を開始する。スペインの両ボランチ、シャビとシャビ・アロンソは、最前線のラウルの体を張った粘り強いボールキープによって、高いポジションからボールを両サイドへと展開することが可能になった。また、後方と中央からのサポートを受けたビセンテとホアキンは、ドリブルでセルビア・モンテネグロ守備陣を押し込んでいく。スペインは25、26、28分と立て続けにコーナーキックを獲得。セルビア・モンテネグロ陣内深くまで攻め込み続ける自国代表のプレーにスタジアムは総立ちになり、早くもウエーブが巻き起こった。

 前半37分には左サイドバックデル・オルノからのアーリークロスを、ラウルがダイビングヘッドでシュート。バックヘッドですらしたボールは右ゴールポストをたたき、あわや追加点という場面を作り出す。
 そして前半はスペインが1点リードをした形で終了した。

 スペインにとって最低限の目標である「リードを奪う」という状況で前半を終了したことで、スタジアムは安堵と興奮の空気が漂っていた。しかし、その空気の中には“リードはまだ1点だけで、いつ同点に追いつかれて追う立場になるか分からない恐怖”が確実に内在されていた。

 後半、セルビア・モンテネグロはMFイリッチに代えて身長2メートルを超す長身FWジギッチを投入。早い段階でそのジギッチへとロングボールを送る攻撃を展開し、同点を狙いにいく。対するスペインは、後半3分にサルガドが自陣でボールを奪い、一気に相手ゴール前までドリブルで駆け上がる場面を作った。また、4分にはラウルがわずかにゴール左に外れるミドルシュート。さらに7分には2トップの一角、F・トーレスからタムードへと交代を行い、追加点を狙っていく。

 ともにゴールへと突き進むプレーを連発する両チームの球際の争いは白熱した。後半14分には、ゴール前での混戦から体を張ってボールを奪いに行ったサルガドのスパイクが脱げ、17分にはセルビア・モンテネグロMFコロマンが、自陣での守備を行った後のプレーでデル・オルノを置き去りにするダッシュを見せるも、足がもつれてスペインDFマルチェナと激突する。なりふり構わぬプレーがピッチの至る所で展開され、どちらにも“次の決定的な一点”を奪う可能性があふれ、試合の行方は全く予想のつかないものとなっていく。

 そして迎えた後半22分。右サイドでFKを得たセルビア・モンテネグロは、スペインペナルティーエリア内へとロビングボールを放り込む。中途半端に跳ね返されたボールは、セルビア・モンテネグロMFスタンコビッチの足元へと到達。スタンコビッチはペナルティーエリア手前から右へとドリブルで流れると、右足を一閃して地をはうシュートを放った。スペイン守備陣が密集する中に放たれたそのシュートは、DFに当たって大きく上へ跳ねる形でコースが変わり、スペインゴールに突き刺さった。

 喜びを爆発させるセルビア・モンテネグロの選手たちの声がピッチから聞こえるほどスタジアムは静けさに包まれ、スペインイレブンはその場に立ち尽くした。“決定的な1点”を奪われた失望とこれから始まる焦燥感に対する恐怖がうごめく中、試合は再びスタートされる。スタジアムもスペインイレブンも、何とかゴールを目指して力を振り絞るが、セルビア・モンテネグロの執念がその気迫を空回りさせ、時間を経過させていった。スペインは失点直前、ホアキンからルイス・ガルシアに交代。その後、ビセンテに代えてルケを投入するも、攻撃は結実せず。刻一刻と増幅する焦燥感はやがて怒りへと変化し、大ブーイングが起きる中、試合は終了した。

 足早にピッチを去るスペインイレブンとスタジアムを出る5万人のスペインサポーター。それとは対照的に、いつまでも勝利の余韻に浸るセルビア・モンテネグロイレブン。そしてスタンドの隅に隔離された約100人のセルビア・モンテネグロサポーターの「Hasta La Vista(また会おうぜ)」というスペイン語による皮肉たっぷりの大合唱は、いつまでも試合後の“ビセンテ・カルデロン”にこだまし続けた。
 この結果によって、グループトップにはセルビア・モンテネグロが躍り出て、スペインの自力での1位通過の可能性は消滅することとなった。

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